繋がる話(66)

ずぶ濡れになっているイモとタカシは自分達でも何が起きたか分かっていなかった

シンジ「お前たちがなぜここにこれる?」

シンジの質問も理解できていないタカシは首をかしげながら

タカシ「いや、イモさんがいきなりバトルじゃー何て言うもんだから負けまいと下の岩を掘り続けてたわけ。なんか楽しくなっちゃって気がついたら削るところ無くなっちゃってさぁ。んで出てきた石全部水の中に入れてたら滑って入っちゃってさ~」

呑気に言っているが、訳もわからん液体の中に身を浸かってそのままここまでくるコイツ神経もおかしいが

やはりどこの部屋も戦いというものがあったのか。

しかし他の部屋のやつらが乱入した場合どうなる?

ふと扉の方を見ると最後のランプが付かないまま開いていた

ムギ「・・予想外の無効試合だな。まぁイモと同等のやつがいたことが本当の予想外だ」

そういってムギは扉の向こう側に足早に消えていった

消えていくムギを追いかけると見覚えのある最初の廊下に躍り出た