2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

繋がる話(56)

シンジ「俺の出番・・・・?」出てきたハンマーのような道具を手にして考えた謎の物体を叩くのか?試しにまとまった謎の塊を叩いてみたぐにゅう~~??当然のごとく粘土のような物体はハンマーの形に凹んですぐに戻ったシンジ「なんだ?何度やってもなにも…

繋がる話(55)

シンジ「ムギさん、俺らは今、何をしてるのでしょうか」シンジは卓上の異様に変色した物体を素手ですこねくり回しながら聞いた。シンジ「ムギさん言いましたよね。君は知恵を使え、って。でも今俺はこの気色の悪い物をただひたすらにクネクネさせてるだけだ…

繋がる話(54)

コッチコッチコッチコッチ 時計の音が鳴り響く・・・・・・ 知恵の部屋に入った二人は真ん中にある丸いエレベーターのようなものを見つめていた シンジ「ここから上がってくるって?」 ムギ「まぁ・・・見てれば分かる」 そういうと次第にエレベーターが動き…

繋がる話(53)

タカシ「まだ掘るんすかぁ〜?」 洞窟の奥のほうからタカシの弱音を吐く声が聞こえてくる。 最初は勢い良く掘っていたタカシだったが、さすがに体力が続かずバテたというところだろう。 イモ「お前、ひ弱じゃな〜」 タカシ「逆にイモさん底なしの体力っすね…

繋がる話(52)

イモ「まったく・・・急に落ちたのなんて初めて入った時以来だぞ・・・」水から上がり息を上げながらタカシに言ったタカシ「いやーすんませんあまりにもよく分からなすぎではしゃいじゃいましたよー・・・で?ここはなに?」天井にいくつもの穴があいており…

繋がる話(51)

タカシ「イモさぁん…モゴモゴ…いつまで…モゴモゴ…こうしてりゃいいんすか?!」イモ「モゴモゴ…タカシとやら…モゴモゴ…もう少しの辛抱…だ…モゴモゴ…ゴホッ」タカシ「イモさん!…モゴモゴ…大丈夫っすか!!」イモ「おお…ありがとう…モゴモゴ…意識失うとこだっ…

繋がる話(50)

ガコンッエレベーターの動きが止まりドアが開くと目の前に3つの大きな扉があった左から順に青色、黄色、赤色と染められた扉がありタカシ「何かまるで信号機みたいだな」各種扉の前に立っていると後ろから桜「ほら!早く入りな!どれでもいいよ!」ムギの話…

繋がる話(49)

イモ「お前、タカシってんだ!どっかの参考書に使われてそうな名前だな!」タカシ「あんたこそ、食ったら屁こきたくなるような名前だよな!」イモとタカシは通ずるところがあるらしく、初対面にも関わらず意気投合して2人で何が面白いのかわからないことを…

繋がる話(48)

???「さっきから騒がしいなぁ」??「大方、新しい労働者志望のやつでも捕まったんだろ」???「あぁ、新たな働き口探しに来た犠牲者ってやつか」??「隣の空き部屋で騒いでるし、桜の声も聞こえる。もしかしたら捕まった方じゃないか?」???「ああ…

繋がる話(47)

ぎいいいい。桜がドアを開いた瞬間、真っ白な煙が部屋から脱出するかのように外へと流れでて、タカシとシンジの顔面にあたり通り抜けた。「ゴホゴホッ!!」部屋はまだ白い煙が残っており、壁は全面黄ばんだ色がこびりついていた。桜「さあ、あんたらの下宿…

繋がる話(46)

背も高く、スレンダーと言うわけではないが強調すべき部分はしっかりと出ていて漂う妖艶さは後ろからでも伝わってくる美熟女というのがここまで相応しい人もいないしかしタカシ「タイプではないんだよなぁ・・・ボソッ」桜「何か言ったかい?」地獄耳かそう…