さわしん
ずぶ濡れになっているイモとタカシは自分達でも何が起きたか分かっていなかったシンジ「お前たちがなぜここにこれる?」シンジの質問も理解できていないタカシは首をかしげながらタカシ「いや、イモさんがいきなりバトルじゃー何て言うもんだから負けまいと…
ムギ「ブツブツブツブツ・・・・・」 何を呟いているのが気になるがそれを気にしてはいけない このゲームの本質は飲まれたら負けるんだ それをわかっているシンジは自分の作業をする 今度はランプのついているドアの側に行き、考えた さっきのムギの話 おそ…
違う・・・そういうことではないまだ理解するのは難しいか?言葉にしたくとも発してはいけないムギはシンジを睨んだムギ「・・・このままだとお前が負ける」シンジ「・・・」ムギの言葉を受け流すようにテーブルの回り、イモ達が運んできたであろう石 色々見…
ムギ「あるときはポイントの受け渡し。またあるときは今後の絶対的服従。またあるときは相手を心から笑わせる。そして・・・・」少し言うのをためらった後シンジを睨みながらムギ「死ぬことだ」髪であまり見えなかった目がハッキリと自分を睨んでいると分か…
奥の方に入り口とはまた別のドアが現れたポーン・・・・・・そのドアの上には3つの電球があり、そのうち1つに赤いランプが点灯したシンジ「・・・?」ムギ「私の後一勝でおわりだ。シンジよ。考えるんだ」ムギにそう言われるまでもなく、何となくこのゲー…
シンジ「俺の出番・・・・?」出てきたハンマーのような道具を手にして考えた謎の物体を叩くのか?試しにまとまった謎の塊を叩いてみたぐにゅう~~??当然のごとく粘土のような物体はハンマーの形に凹んですぐに戻ったシンジ「なんだ?何度やってもなにも…
コッチコッチコッチコッチ 時計の音が鳴り響く・・・・・・ 知恵の部屋に入った二人は真ん中にある丸いエレベーターのようなものを見つめていた シンジ「ここから上がってくるって?」 ムギ「まぁ・・・見てれば分かる」 そういうと次第にエレベーターが動き…
チッキメン「ナイスタイミングで中入ったのー」 上を覗くと大きいチッキメンが見下ろしていた チッキメン「ほんとなら口から出てくる筈が下から出てきたのは意外やったけど、ここでなら本望やろー汚物どもー」 そういってチッキメンは隣にあったシルバーのレ…
騒がしく五月蝿いチッキメンの話が正直理解できなかったがとにかくこのモンスターはとある組織に属しているようだ。 いや、属していると言うよりは契約している。 そうなると気になるのはその組織だ。 恐らくあの紙コップから聞こえたロリータ声関係している…
鳥人間「ここはワイの腹の中や。んで、ここにいる間は時間がゆっくり進んどる」 くちばしで普通には飲めないので特別なほりの深い容器でお茶を飲みながら続けていった 鳥人間「あのままならこの小僧は1時間も持たん。うちらの基地に着く頃にゃお陀仏や。せや…
「くっさ・・・うっ・・・・・」 感情的に行動してしまったが考えてみたら人間一人ペリカンのような口の鳥の中に入れるわけない。 しかし、なんだここは・・・・。 もぐりこんだ先は広く野原のような景色が広がっていた。 あたりを見渡すと倒れているシンジ…
つきとめてやる 何が変わったのか。元々いた平凡な日常から一変したこの世界 何が原因で何が起こったのか この糸の先に何かある そう思ったタカシはシンジを背負ったまま糸の先を追った 鶏人間「ところでそいついつまでそいつ背負ってんねん」 シンジを指差し …
タカシ「・・・・・・」 ピクリとも動かないシンジを背負いながら二人の会話を聞いているがこいつらの言うとおりにしていいのか? そんな不安がよぎるが、今はこれしか手段がないのも確かである。 しかしいちいちツッコみたくなる会話ばかりだ。 鶏っていう…
タカシ「お前は誰だ?」 鶏「そいつ死んだのか?」 こちらの質問には返す気がないのか一方的に同じことを聞いてくる 鶏「そいつ死んだのか?」 何度も言ってくる鳥人間に怒りが込み上げてくる 息もしていない。 心臓の音もしない。 冷えていく体。 聞かれな…
衝撃だった。 自分では気づかないが、真っ赤に充血した瞳 「・・・え?」 その瞬間シンジが崩れ落ちるかのように倒れた。 タカシ「お、おい!」 突然の出来事で何が起こったのか分からなかった。 ここはどこなんだ。そしてシンジはどうしたのか。 あたりを見…
タカシ「・・・・」 出されたのは一枚の紙 【アサリなどの二枚貝を使ったイタリア料理(本来はナポリ料理)のパスタ料理】 シンジ「これボンゴレビアンコやないかーい。」 ~~♪~~♪~ 落語家が夕方に大喜利をやって茶の間を沸かせるあの番組のオープニングがいき…
なぜ二度も確認をしたのだろうか。ここで考えた。定員が無能で理解を出来なかったのか?つまり一度ベベロンチーノをペペロンチーノに訂正したのにそれを忘れていたのか。そしてもうひとつ。この声のボリューム。この小さな喫茶店に響きわたる声量でペペロン…
「・・・・・・」 「・・・・・・」 ハモる二人と固まる店員 ハモったことに対する二人の気持ちの悪い息の合い具合に 客観的に見れば笑える場面だろう しかし、店員が固まったのはそこではない 店員「お客様・・・・」 店員「ペペロンチーノをお二つでよろし…
「・・・例えば?」 話の進まない展開にいつもなるのは百も承知だが、ここまでくると興味より先に少しの苛立ちを覚える 「わかりやすい俺の納得する例えをお願いします。」 飲み干したドリンクからストローをくわえ、上下に振りながらタカシに言った。
最初の段階でうっすらと気づいてはいたが、タカシのよくわからない例えが自分にとってツボにはまる時があるため、詳しい話を求めてしまう。 おそらくタカシは『外見ばかり着飾っていても中身がその価値がないのならば全体の価値はお粗末なもので、そんなもの…
シンジはタカシの幼なじみであり、タカシの良きの理解者である。 タカシの行動にいつも付き合い、アドバイス、たまに毒舌を吐く言わばツッコミ的存在である。 突然のタカシの理解不能な発言に新しいオモチャを見つけたかのように半分聞き流すつもりで聞いて…
彼の名前はタカシ 算数の教科書で最多出場を誇っている名前だが、文章とは違い行動に予測がつかない友人である。自分の考えを曲げない男なのだが、たまにいきなり180度裏返してくる。 今度は何をそんなに叫んでいるのだろうか?