繋がる話(3)

タカシ「俺さあ、思ったんだよね」
シンジ「何を?」
タカシ「お肉って皆が好きな食べ物だと思うんだけど、美味しくないお肉ってたまにあって、食べると吐きそうになる味をしたものってあるわけじゃんか。もちろんそういうお肉があってもいいと思うんだけど、俺はそういうお肉を世の中から滅したいと思うんだよね」

タカシの目を見ると、今にもはきちれんばかりに充血している。タカシは怒ったときと、マジになったときは充血する。今回はマジなことを言っているようだ。

シンジ「具体的に何か案あんの?」

シンジはポケットからあめ玉を取り出し、コロコロと舐めまわしながら言い放った。