繋がる話(5)

シンジ「つまりどういうことよ?」

困惑しきった顔で、タカシに問う。

タカシ「だからさ、見かけ倒しで中身が糞なモノを抹消してこうよってことよ。わかる?」

タカシは一旦自分の世界に入ると、一人走りをして数分間は周りが見えなくなる癖がある。その時の彼に、たとえゴキブリの入ったおにぎりを渡したとしても平気な顔をしてゴキブリについて指摘してくるだろう。

シンジ「何か、あんま見えてこないよ。どういうこと?」

良き理解者であろうとするシンジは献身的に身寄せする。