繋がる話(32)

ぴちゃん・・・・

上から滴る雫が顔に当たり、目が覚める・・・・

タカシ「ここは・・・・・・?」

隣には反応の示さないシンジ

しかし前と違うのは生気を帯びていることだ

安堵と共に辺り、そして先ほどの状況を整理した

タカシ「確かトイレみたいなのに落ちて流されて・・・赤いハゲに連れていかれて・・・」

はっ!

見上げると何やら排水管の先みたいなものが見える

タカシ「あそこから出てきたのか・・・?」

辺りは少し薄暗く肌寒いが、何やら機械音がする・・・

どうすればよいのか分からずその場に留まっていると遠くから聞きお覚えのある声がした

チッキメン「おーやっときよったなぁ~おそいで」

タカシ「あ・・・この声はチッキメ・・・・・・・・・」

現れたのはあの声だけ人間顔が鶏のあのチッキメンではなく普通の関西人のおっさんだった。