繋がる話(52)

イモ「まったく・・・急に落ちたのなんて初めて入った時以来だぞ・・・」

水から上がり息を上げながらタカシに言った

タカシ「いやーすんませんあまりにもよく分からなすぎではしゃいじゃいましたよー・・・で?ここはなに?」

天井にいくつもの穴があいており、全てここの水の中に落ちる仕組みのようだ

イモ「いやぁわしもよくわからんのだがな、ええと、ムギいわく、ここの部屋は最初の行程をやるとかなんとか・・・」

部屋の意味は分かっていないが何度もここには来ているようで

イモ「ほら、向こうに洞窟みたいのがあるじゃろ?そこにこれから行って掘るんじゃ。んで、掘ったのをこの水の中に放り投げる。それをずっと繰り返すのじゃい」

タカシ「何か骨が折れそうっすねぇ~何を掘ってるんすか?」

イモ「わからん。土みたいなんだが、この水の中に入れると土の中に混じってる綺麗な物質がすこしだけ出てくるんじゃよ。それをどうやら次の部屋で使うらしい」

タカシ「綺麗な物質ねぇ・・・宝石みたいなもんすかね?」

イモ「宝石?なんじゃそりゃ。まぁいいタカシよいくぞ!」

笑ながらイモは洞窟に向かった

ふと水の中をみるとキラキラと光る物質で床は埋め尽くされているようだった