繋がる話(21)

?「ちみたちが立っていたあの場所にはね〜頻繁に”何かが”飛んでくるんだよぉ〜。ちみは何もみんかったの〜?」

何も見なかった、というよりも何もわからなかった。明らかに違っているところはあった。お店でロボットが売られているところなんて、見ていれば話題になるはずだし気付けば入っていたはずだ。それでも、それをしていないということは元はなかったはずだ。

タカシ「何か、、、とは?」

タカシは糸電話の先の女に問うた。

?「ふーん。そういう子もおるんやね〜。まあ、後々になればわかるはずよお〜。じゃあね〜」
タカシ「ちょっと、おい、、!」

糸電話の女は何の情報も与えず引いていった。意味もわからぬまま落ち込むタカシの近くには、人ではない鶏人間だけがいる。

鳥人間「あきらめろや。気づかんお前がわるいんやから」

まるで価値のないモノに対しては冷たい態度があからさまだった。何が悪いのかわからない、それを突き止めるためタカシは必死に食らいついた。