繋がる話(16)

衝撃だった。

自分では気づかないが、真っ赤に充血した瞳

「・・・え?」

その瞬間シンジが崩れ落ちるかのように倒れた。

タカシ「お、おい!」

突然の出来事で何が起こったのか分からなかった。

ここはどこなんだ。そしてシンジはどうしたのか。

あたりを見渡すと街が静まり返って人の気配がない。

「そうだ、救急車・・・・・」

スマートフォンには圏外の文字。そんなはずはない。ここは東京のど真ん中のはずだ。

焦っているタカシと裏腹に静かになっていくシンジ。

さっきまでの小競り合いがうそのように冷えていく

何とかしなくては・・・・・